雛形 有樹/Yuki Hinagata

雛形 有樹/Yuki Hinagata

“ダイナミックな仕事”

─ この会社に入ったきっかけと、入社してからの変化は?

前職では旅行会社で働いており、南米のエクアドルに駐在していました。
観光客の方々はガラパゴス諸島クルーズで同地にやってくるのですが、それを見ていたからか船に対して親近感があり、漠然と「船のビジネスもいいかな」と思って入社しました。

入社してみると、クルーズ船のビジネスこそありませんでしたが、貨物船やタンカーなど、想像以上に大きな船を扱うことになり、ダイナミックな仕事だと感じました。

一度、研修の一環として実際に運航中の貨物船に1週間ほど乗船したことがあります。中国で乗船し、韓国で下船という短い航海でしたが、船が荷揚げをしているときに、滅多にないことですがバージ(貨物を沖で受取り、岸まで運ぶ平底の小型船舶)が接触してこちらの船体が凹むという事故が起こりました。

すぐに船級協会の検査官が来てチェックし、ダメージの確認を行いました。
現場がパニックになる程の事故ではありませんでしたが、あのとき船内に走った緊張感は忘れられません。
目の前に迫るバージとの衝突が避けられないと分かった瞬間から、実際にぶつかるまでは数十秒間という短い時間でした。
この事故の後船長は最善策を考え、瞬時に判断、対応をしていきました。

これをそばで見ていて、本当に子供っぽい表現ですが、船長の事を純粋に「かっこいいな」と思いました。
結果的に、自社船がダメージを受けてしまい会社としては大きな痛手となりましたが、自分自身にとってはサプライズな出来事を実際の現場で見る事ができ、非常に大きな経験の一つになりました。

─ 仕事をする上で大切にしている価値観は?

仕事は楽しくやることをモットーにしています。そしてストレスを溜めないことですね。
皆からは、いつも「ストレスが溜まってそうで楽くなさそう」なんて言われますけど(笑)、実際にはあまりストレスは溜めない方だと思っています。
楽しくやる上では、きちんとコミュニケーションを取ることも大事ですので、誰に対しても言うべきことはきちんと言うようにしています。相手が後輩でも、上司や年配の人でも、遠慮すること無くいつもきちんと伝えるべきことは伝えています。

─ 会社で大変だった話と、身につけたことを聞かせてください。

会社の中では中堅社員という位置付けですが、そんな自分でも国内外問わず、企業の社長とか専務といった経営ポジションにある方と話す機会が多く、その方ときちんと話が出来る様になるのは大変だと感じています。
そういった方々は当然、幅広い知識や経験を基に話をするため、漠然とした表現ですが、人間力を高める努力をするよう心掛けています。自信が無くて物怖じした時に表面上でなんとか取り繕っても、やっぱり百戦錬磨の方々にはバレてしまいますから(笑)、日々勉強です。

また、船の仕事は船そのものの知識だけでなく、ファイナンスや法律、経済知識等、幅広い要素を要求される面が多々あります。一筋縄ではいかない点が大変ですが、面白い点でもありますね。

“ポテンシャルが、まだまだ発揮できる会社かもしれないから。”

─ これからの仕事への意気込みについて

東洋船舶は、日本でいちばん用船仲介・中古船売買仲介の取扱高が多い会社だと思います。一方で、世界を回っていると海外の同業他社の中には、当社としてまだ出来ていないようなサービスを提供している会社もあります。

今後は情報量や取扱高の数字面だけでなく、サービス面でも、世界で高い評価を得られる水準を目指していきたいと思っています。
取扱高が多い会社ですので、サービスレベルを高められれば、さらに発展する可能性があると思います。
それがこの会社のポテンシャルだと思いますし、よりお客さんにも喜ばれる存在になれれば嬉しいですね。

─ 1日のスケジュールを教えてください

だいたい7時過ぎに起床、9時前位に出社しています。出社後は10時位までメールを打ったり読んだりします。主にデスクワークをしていますが、来客や在京顧客を訪問することも多いです。ヨーロッパやアジア各国からもお客さんが来ますが、来日時にはこれらのお客さんと打合せをします。そのままお昼の会食に行く事もよくありますね。

そうこうしているうちに夕方になると、ヨーロッパのマーケットが開き始めますので、そこから海外とのやりとりがスタートします。週に一回、17時頃から海外支店との電話会議も行っています。

海外出張も、1~2ヵ月に一度位の頻度で各国に行っていますね。社内の他の人と比べると多い方だと思います。各種研修も色々あり、単発の研修以外に、海外の船会社に6ヶ月間研修として行かせてもらった事もあります。その時はドイツに2ヶ月、ロンドンに3カ月、モナコに1ヶ月でした。

─ 今後、一緒に働きたい人と思う人についてお聞かせください。

オープンな人です。海外の方、特にヨーロッパの人をはじめとして外国人の方と接する機会が多い仕事ですので、そういった方々とフランクに話せた方が自分も相手も楽しいし、仕事も上手く進むかな、と思います。英語力は確かに要求されますが、自分自身もともとあまり英語が流暢に話せる状態でこの会社に入った訳ではありませんし、仕事上で必要とされる語学は仕事で使いながら、自然と身についてゆくものだと思っています。

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